講演テーマ
「教育に科学的根拠を」
(著書『「学力」の経済学』 「はじめに」より一部抜粋)
「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学。
教育評論家や子育ての専門家と呼ばれる人たちの主張の多くは、彼らの教育者としての個人的な経験に基づいているため、科学的な根拠がなく、それゆえに「なぜその主張が正しいのか」という説明が十分になされていないからです。
私は、経済学がデータを用いて明らかにしている教育や子育てにかんする発見は、
教育評論家や子育て専門家の指南やノウハウよりも、よっぽど価値がある―むしろ、知っておかないともったいないことだとすら思っています。
本書は、その教育経済学が明らかにした「知っておかないともったいないこと」を読者のみなさんに紹介することを目的にしています。
「学力の経済学~子育てに重要なエビデンス~ ≪科学的根拠から見た、本当に学力が上がる勉強法≫」
「これからの経営に影響を与える 次世代型教育の在り方とは~エビデンスベース教育で変わる~」
講演実績
◆主な兼職
教育経済学産業構造審議会委員、行政改革推進会議歳出改革ワーキンググループ有識者委員、経済産業研究所「医療・教育の質の計測とその決定要因に関する分析」および「労働市場制度改革」プロジェクト委員、スーパーサイエンスハイスクール支援推進委員
中室 牧子
(なかむろ まきこ)
慶應義塾大学総合政策学部 准教授
ジャンル
モチベーション , 教育・育児
開催目的
一般市民・女性・シニア , 青年会議所 , 学校・PTA
出演形式
講演,
出身地・ゆかり
奈良県
プロフィール
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、日本銀行、世界銀行、東北大学を経て現職。
コロンビア大学公共政策大学院にてMPA、コロンビア大学で教育経済学のPh.D.取得。
専門は教育経済学。
著書はビジネス書大賞2016準大賞を受賞し発行部数30万部を突破した「『学力』の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「『原因と結果』の経済学」 (共著、ダイヤモンド社)など。